Happy Life Science!! (仮)

そういうのはTwitterかTumblrでやってくれない?と言われるようなゴミ記事を垂れ流していきます

本当にバター不足か?

先月よりバターの供給が追いついていない状況が今後も続くとの報道が多数ある。
しかしあまりにも不自然すぎる報道ばかりを目にするので一つの例を挙げて書いておこう。

 

特集ワイド:バターがない! 五つの理由
毎日新聞 2014年11月13日 東京夕刊 小国綾子氏(たぶん記者)

http://mainichi.jp/shimen/news/20141113dde012040004000c.html?inb=nw

 

冒頭部分のうち以下の3点のみ抜き出して検討してみる。

  1. スーパーへの入荷は月に1回が精一杯
  2. 練馬区内のスーパーの棚にはバターが1箱しか置かれていない写真が掲載
  3. 洋菓子業界ではバターをマーガリンやショートニングに切り替えた店もあるようだ

 

1

まずは需要者がご家庭での話。
都心近くに住んでいるが(お前の所は全然近くじゃねーよと思う方もいると思いますが)スーパーがバターの在庫を切らしているのは見たことがない。スーパーが在庫をしばらく切らす場合には張り紙が出るし、お一人様1点限りなどの制限がかかる。このようなものも見たことがない。
ただし小規模のスーパーのことは分かりませんが。

 

2

末端の供給者たるスーパーの話
このご時世、需要者からの要望もあって、バターは200グラムの塊や10グラムずつに切れていたり、8グラムの小さな塊をそれぞれ紙で包んだ包装形態がとられる。
棚の置かれるバターは1種類であることはありえないのだ。だが掲載された写真を見ると、バターは1種類しか置くスペースしかない。メーカーも雪印明治乳業やら一つでもない。
しかも、しかもだ!!!
この記事の写真のバターの両隣はチーズである。マーガリンやバター入りファットスプレッドの隣ならわかるんだけど。スーパーの配置には流れがあり、その流れに身を委ねながら買うべき物をピックアップしていくのである。

 

3

あのさぁ、洋菓子は初めてか?力抜けよ。
洋菓子の生地の一例だけど、小麦粉1に対してバター0.5〜1の比で使うのです。主原料なのでこれを置き換えようものならまったくの別物になります。
マーガリンにはマーガリンの味があるし、ショートニングには味がまったくない。ショートニングはその名の通りサクサク感を出すためにあって、他の物の味に干渉しないのだ。つまり用途がまったく違い、置き換えられる物ではない。

 

最後に
バターは油なので当然高い物。
油を控えましょうというのが健康に対する考え方ですし、一般の家庭で普段から大量に使うものではない。大騒ぎするものではない。鮮度が要求される物を生産する人は本当に大変ですけれど。

記事の中盤から政策批判になっていましたね。それなら毎日乳業でも始めたらいいじゃないですか。新聞と一緒に牛乳も。いいですねー実にいいですねー。

でもね、記者も新聞社も生業としてこういう報道をしている。政策を批判するための記事だとしてもそれを責めるべきではないのだ。